施術テクニック

斉藤三夫整骨院グループの施術で使用する、各テクニックを紹介します。




カイロプラクティック

カイロプラクティックとは、自然の法則にしたがって手によって骨格構造を調整し神経のトーンを整え、イネイト(先天治癒能力)を働かせる治療法です。アメリカにおいて1895年D.D.パーマーにより創始されますが、その後さまざまなテクニックが開発されました。いずれもそこには哲学・科学・芸術が集約されており、方法は多様であっても背柱・骨盤を中心にメジャー(根本の問題部分)を検出し、そこを正常にし、神経のトーンを調整することが最大最良の治療となります。以下にカイロプラクティックの各テクニックを紹介します。

トムソンテクニック

骨盤・頚椎をメジャーとして、ドロップテーブルを使い、重力を利用してわずかな力でアジャストし体のバランスをとる治療。

カイロを習いたての頃、最初に習得した技術。当時あこがれのトムソンテーブルが欲しくて、なけなしの大金をはたいて購入。現在はCW療法のアジャストや頭軸圧の体位角度にも重宝しています。各治療院に保有しておりドロップテーブルも合計3台になりました。

トムソンテクニックトムソンテクニック

ディバーシファイドテクニック

骨盤や背骨をベットやイスに座って手で矯正し、直接関節の可動性をつける治療。

椎間関節モデルの矯正治療で、テクニックであり理論がないといわれますが、PAACの講師(D,C)にはきちんとした治療理論をふまえて学びました。自分にとって椎間関節モデルはその後オステオパシーのフライエットの法則、タイプⅠ・タイプⅡなど脊柱機能障害モデルの理解や検査・治療に生かされ、スティルテクニックなどに応用しています。

ディバーシファイドテクニックディバーシファイドテクニック

ガンステッドテクニック

骨格は重力によってC字やS字にねじれを完成するとの理論から、神経圧迫を起こし可動性を失った椎骨を一ヶ所のみ、椎間板に対して矯正する治療。コンピューターでサブラクセイションを検出したり、短足側にシューリフト(足底板)を入れたり、3Dで体のバランスを考える理論。

大好きなテクニックです。これぞカイロプラクティック。理論・哲学・テクニック、全てに惚れ込み有名D,Cにも直接指導を受け、アジャストの醍醐味を知りました。ガンステッドメインでやっていた頃は治療が楽しくてしょうがなかったな~。現在はあまり矯正をしなくなりましたが、治療理論の背景にあるガンステッドのサブラクセイション理論はいつも意識しています。

ガンステッドテクニックガンステッドテクニック

SOT(仙骨後頭骨テクニック)

体の歪みをCATⅠ・Ⅱ・Ⅲの3つにカテゴリーに分けてとらえ、硬膜・仙腸関節をブロックによる重力の力を利用して調整し、頭蓋や仙骨を動かして脳脊髄液の流れを改善する。内臓のマニピュレーションを含めてトータルで体を調整する治療。

PAACのお得意分野です。SOTは本当によく勉強しました。そのおかげでハワイの解剖実習にも行けたし、筋力検査や軟部組織の触診法、頭蓋骨や内臓治療のきっかけにもなりました。SOTを理解するには基礎医学の知識が必要だと痛感します。

SOT(仙骨後頭骨テクニック)SOT(仙骨後頭骨テクニック)

ターグルリコイル(ホールインワンテクニック)

メジャーを上部頚椎である頚椎1・2番とし、ドロップテーブルやニーチェストテーブルにて特異的にアジャストを行い、治療後一定時間横になり、イネイト(自然治癒力)によってあらゆる疾患を正常に導くカイロの古典的治療。

上部頚椎バイオメカニクスもD,Cに指導を受けました。必要に応じてコンピューターで頚椎の温度をグラフに出し指標とします。上部頚椎は最も重要視する治療ポイントのひとつです。

ターグルリコイル(ホールインワンテクニック)ターグルリコイル(ホールインワンテクニック)

ピアーズテクニック

骨盤・頚椎5番をメジャーとし、ドロップテーブルにてアジャストする身体機能的な治療。仙骨のみでバランスさせるローガンベイシックや、軽い圧で固有の椎骨を調整するオプション治療も含む。

特定の患者さんに必要に応じてC5のアジャストを行っています。恥骨結合へのドロップアジャストやローガンベイシックは治療概念を変えるきっかけになりました。

ピアーズテクニックピアーズテクニック

AK(アプライドキネシオロジー)

筋力検査で脊柱・内臓・経絡などの異常部位を検出しアジャストや反射点の刺激でエネルギーの流れを正常に戻す治療。

多様な検査法を駆使します。また多種の治療法を包含します。治療にカイロもオステも東洋医学も垣根はないことを実感しました。これをきっかけに経絡治療にはまりました。

AK(アプライドキネシオロジー)AK(アプライドキネシオロジー)



オステオパシー

オステオパシーとは、1874年に当時外科医であったDr.スティルにより開発された治療体系であります。機能解剖学、機能生理学、病理臨床学においては、全体論的な非常に優れた理論体系を有し、後に頭蓋治療や内臓治療など高度で繊細な療法に発展します。特に筋膜に対する造詣とその緻密な治療テクニックは、多くの疾患に対する解決法へと導く限りない可能性をもつものと思われます。以下にオステオパシーの各テクニックを紹介します。

カウンターストレイン

四肢関節から脊柱、腱、靭帯、頭蓋など身体のあらゆる歪みを特定の圧痛ポイントで検出し、そのポイントを最大ゆるめる姿位で90秒間保持して調整する治療。

国際セミナーで、初日から飲み歩き2日目から痛風で腫れて歩けない足を、カウンターストレインの名人U先生に毎日治療を受け、うそのように治っては毎晩一緒に飲み歩き、さすがに最終日には山形の先生にかつがれながら仙台に帰ったのを憶えています。その後もU先生にはセミナーで仙台にお呼びしてオステオパシー治療のタッチ、微調整、治療の心を教えていただきました。また「芭蕉会」でお会いしたいものです。

カウンターストレインカウンターストレイン

スティルテクニック

上記と同じくずれた関節を最大ゆるめる姿位に保持し、軽く局部に軸圧をかけながら矯正方向に動かすことで瞬時にズレを調整する方法。筋肉や腱の軟部組織にも効果的なオステオパシーの元祖的治療。

脊柱、四肢関節、骨盤、筋肉、靭帯をほぼ瞬時に改善できる素晴らしいテクニックですが、操作法や手順を間違えると諸刃の剣になります。触診と操作がかみ合えば、スマートで切れ味抜群の効果を発揮する治療法といえます。いずれ何の治療でもそうですが触診検査と原因治療の重要さを身をもって痛感します。

スティルテクニックスティルテクニック

CST(頭蓋仙骨治療)

頭蓋と仙骨を繋いでいる硬膜に対し、体表からわずか5グラムの力で誘導して、脳脊髄液の流れを調整することより深部の問題をあつかう治療。

’99と’00に受講、オステオパシー頭蓋治療の原点がここにあります。後に受講するフィリップ・デュエルD,Oの頭蓋治療に感銘を受けます。

CST(頭蓋仙骨治療)CST(頭蓋仙骨治療)

メカニカルリンク

8つのリンクし合う機能単位(脊柱・胸郭・四股・骨内力線・内臓・血管・頭蓋・真皮)の全体の中から主要障害を選び更にその中から治療すべき障害を特定し、リコイルによる瞬時の調整を行う。検査に技術を要す。今後も勉強をし続けていきたい私の大好きな治療のひとつで、現在日本に紹介されつつある侵害性が少なく効果の高い治療。

初診時の多くにメカニカルリンクの検査法を入れます。施術者として最も受けたい治療のベスト3に入ります。年配の方にも大きな効果が期待できます。

メカニカルリンクメカニカルリンク



その他のテクニック

PNF

世界中でリハビリとして行われているものを、治療として日本で開発された全く新しい療法。神経や筋膜を15秒間ストレッチしたり、直接関節を整合させて正常な運動機能を回復させる。

PNFとは、世界で行われている神経筋促進法を、術者の主導動作のみで施す日本で開発された全く新しい手技療法です。筋膜や関節包・靭帯の緊張を除去する筋整合法、関節のずれを調整する潤滑理論に基づく関節整合法、ゆったりとした動きの中で直接神経へ働きかける神経整合法などがあります。いずれも筋膜を通し穏やかなストレッチを加えたときのレスポンス(操作に対する生体の反応)を感じながら体内の膜の制限を無理なく開放していく高度な技術です。

オステオパシーの膜の概念に通じる、まさに筋膜を介して深層の組織にまで操作できる治療といえます。感覚と診断能力を養うことができ、無理なく筋、関節、神経の各組織に介入し調整されます。スポーツ障害に最適です。

PNFPNF

CW療法

立位、座位、四つん這い、仰向け等あらゆる体勢において、それぞれのバランス支持骨をアジャストし、重力から受ける正常な脳への「ゆらぎ」を導き出す事によって、様々な疾患に対応する速効性のある万能治療。

筋力脳反射テストで多くの情報を引き出し、そのひとに合った治療を選択し治療します。四肢に対する治療でほぼ全身を網羅します。顎関節の問題には特異的な効果が期待できます。

CW療法CW療法

NAET

専用のアレルゲンのバイルを手にもって筋力検査をおこない、アレルギーの元を検出。バイルをもったまま経絡上から刺激を加え、アレルギーに対する脳と免疫系そのものを正常に戻す治療。

今後はアレルギーとして病態をとらえ、NAETによる適応の患者さんが益々増えてくることと思います。複雑な免疫系のメカニズムも目からうろこの概念で治療します。この治療で様々な疾患が改善するのを見るたびに、人間の健康な身体とはエネルギーの流れそのものだなと感じずにはいられません。

NAETNAET

BASE

ストレスの反応部位である大腰筋と横隔膜に脳幹への正常な流れを促し、内臓反射も含め脳内信号路を通し調整する治療。

海から発生した生命体が、陸に上がり重力下で進化し二足歩行を獲得してから、現代のストレス社会に至るまでの、身体および脳の進化と病気の関係を、膨大な知識を元に治療を通してご教授いただきました。札幌の冬、冷気を吸い込み思わず咳き込んだ思い出の街。

BASEBASE

トリガーポイントマッサージ

筋膜上にある圧痛点に適度な刺激で脳に伝えることにより、脳からの抑制フィードバック作用またはゲートコントロール作用を利用して痛みの元を直接取り除く治療。

ある縁で知り合った方から知った響きを伴う究極の指圧治療法で、県内にその名人はおられます。父の治療に共通するものがありましたが、感覚的な部分で衝撃を受けました。治療の幅と自信を与えてくれました。人の縁とはありがたいものです。今も感謝しています。

トリガーポイントマッサージトリガーポイントマッサージ

足証整体

フットマニピュレーションは、足・膝・股関節の三関節原理を基に、足の専門であるリフレクソロジーから日本で発展した理論と技術。循環・反射・全息胚・経絡原理など9つの原理を踏まえて対応する技法をもつ。足の調整は、構造的にも内臓への反射や経絡的な意味も含め重要と思われる。今後も足・膝・股関節に関しては手・肘・肩と同様に、四肢へのアプローチによる治療が全身へ及ぼす効果を考えれば、まだまだ研究の余地あり興味の尽きない所である。

以前から研究の対象であった足にスペシャリストがいることを知り、何度か麻布に足を運びました。その人柄と研究心にほれ、セミナー後何度か飲みながら意気投合し、治療話しに花が咲きました。足以外にも全身治療を手がけ、その治療センスと意識の高さはすごいものがあります。今度は仙台にもお呼びしたいと思っています。

足証整体足証整体



以上の各テクニックで原因を判断しながら、症状に合わせその人の体に最適な治療をおこないます。

一番大切なことは、まず体の痛みをとることです。痛みの原因はさまざまなアプローチで究明し、症状だけを追わず、原因を治療することです。原因は、問診や触診、徒手検査、神経学的検査などでわかることもあれば、治療中に判明したり、感情の問題がからんでることもあります。原因さえわかればあとはアプローチ法を選んで開始するだけです。
治療は段階をへて症状を取り除いていきます。長く患った場合は原因も複雑に絡み合い、多くの場所を治療する必要があるでしょう。原因が単純であれば一度のアジャストで症状が取れることもあります。痛みが取れれば動きや姿勢がある程度改善し次の段階に進みます。

症状を取ることは目的のひとつではありますが、治療の本当の目的は健康で快適な生活そして病気にならない強い体をつくることです。好きな趣味に没頭できる、仕事がバリバリできる、思い通りにスポーツができる、夜ぐっすり寝て朝は気持ちよく目がさめる。そのためには、まず痛みを取り、きれいな姿勢・しなやかに運動できる骨格と筋肉を、各テクニックで引き出すことが大切です。姿勢がきれいになり、しなやかな運動ができると身体のあらゆる流れがいっせいに改善しはじめます。神経の流れ、血流、リンパの流れ、脳脊髄液の流れ、細胞間質液の流れ、経絡上の気の流れ、それらは生きている体をはぐくむエネルギーの流れです。
治療の際は、体の状態や気になること、何でも聞いてください。わかる範囲でお答えします。またそんな会話の中から本当の原因を発見し、治療アプローチのヒントになることがよくあります。

院長 斉藤 三夫

仙台市宮城野区五輪2-10-8 TEL:022-762-6216